先日、慶應義塾高校野球部のメンタルコーチであり、「慶應メンタル」の著者でもある吉岡眞司さんの新刊『強いチームはなぜ「明るい」のか』を読了しました。 SBT(スーパーブレイントレーニング)の概念をさらに深く理解することができました。
強いチームはなぜ「明るい」のか
吉岡 眞司 (著)
SBTの学びの一冊
この本は、SBTをまだ知らない人でも分かりやすい具体例が豊富にありますが、すでに1級コーチ資格を取得した私にも新たな発見がありました。
「おちゃらけている」「騒がしい」という意味ではなく、「雰囲気が良い」ということ。
この言葉には以下のような要素が含まれています。
- 主体性がある
- お互いを尊重し、思いやりがあること
- ポジティブな言葉が自然と飛び交うこと
- ミスをしても励まし合い、目標実現に向けて努力を続けられること
これらの条件を満たす「明るい」チームを作ることは一時簡単ではありません。
ただし、この本にはそのヒントがたくさん詰まっていて、私自身のコーチングにも応用できそうな内容がたくさんありました。
「成長至上主義」という考え方
もっと心に残ったのは、慶応義塾高校野球部の監督である森林先生の「成長至上主義」という指導方針です。これは「勝利至上主義」とは対照的な考え方で、娘の部活動で見聞きする指導スタイルとは大きく異なるものでした。
「成長至上主義」とは、勝利よりも、選手たちの人間的な成長や努力の過程に重きを置く考え方です。
この方針を知り、勝つことだけを目的とせず、成長を目的にする指導がどれだけチーム全体の雰囲気を明るくするか、わくわくしました。
まとめ:明るいチームづくりの重要性
『強いチームはなぜ「明るい」のか』、「明るさ」という言葉の深い意味を知ることができました。そして、それが個々の成長やチーム全体の目標達成にどれだけ大きな影響を与えるのかを思いつきました。
あなたが、職場やチームで「良い雰囲気」を作りたいと考えているのなら、この本がヒントをくれるはず。
自分自身のマインドセットにも変化をもたらしてくれる一冊です。
強いチームはなぜ「明るい」のか
吉岡 眞司 (著)