嶋﨑あきこ

高校を卒業してからファッションの専門学校に進み、子ども服のデザイナーとして就職し3年半勤務しました。その後、キャラクター雑貨の制作をしたいと思い転職をし、某有名キャラクター雑貨のグラフィックデザインを8年、その後WEBの勉強をして現在も継続して12年以上WEBデザイナーをしています。主にネットショップの運営や社内のデザイン制作全般に携わっていました。

実は、仕事は大好きだったのですが、その仕事で心を壊してしまったんです。

私はシングルマザーなので、1人で子どもに不自由させずに育てるという思いが強く、がむしゃらに働きました。昇進、昇給と順風満帆だったのですが、管理職（プレイングマネージャー）になってから自分の仕事と社内全体の進行管理、スタッフ育成などのバランスが取れずどれもうまくいかなくなってしまいました。

評価が下がって降格や給与が下がることはどうしても避けたかったので、独りよがりな頑張り方をしてしまい、そこに人間関係も相まって心を壊してしまって仕事ができなくなってしまったんです。

それがきっかけでメンタルを学ぶようになって、原因は自分のなかにあったと気づきました。

私はマイナス思考、他責思考、被害者意識でいつもイライラしていたんです。仕事の内容は好きだったのですが、思考のクセのせいで楽しめず、うまくいかなかった。それが子育てにも影響してしまって、「子どものために」と頑張っていたはずが何をしていたんだろう、、、と。
メンタルトレーニングを学んで実践していくことで少しずつ自分の思考のクセが変わり、周りの見え方、生き方が変わりました。

自分が変わることですべてが変わる、と体感したので、これをもっと世の中の人に伝えたいと思いました。

また、子どもの部活での出来事も大きかったです。詳細は省きますが、誰の心も育たないのでは、、、と恐怖を覚えることがありました。

その2つがきっかけでメンタルコーチになりました。

心を壊してからいろいろなメンタルの本を読んだり、動画を見たり、資格を取ったりしましたが、何か足りない、継続できないと感じていたんです。その時に「慶應メンタル」という本に出会いました。慶應高校野球部のメンタル指導しているSBT1級メンタルコーチが書いた本で、「これだ!」と感動しました。そこからSBTについて調べ、すぐに3級資格講座を受講しました。

SBTのよかったところは、根拠があることです。例えば「前向きな言葉を使いましょう」「良いイメージをしましょう」というのはSBT以外でもよく聞きます。しかし、SBTは「脳の仕組みがこうだから」と根拠を教えてくれるので納得できるんです。

メンタルトレーニングというと、呼吸法とか集中力を高める方法とかのテクニックが多いのですが、SBTは人間性や団結力、目的意識など心の土台を大事にしています。心の土台がしっかりしてないと、いくらメンタルテクニックを使っても成果を出すことは難しいと言っているんです。その考えにその通りだと感銘しました。

一般的なメンタルトレーニングは「今持っている能力を100%発揮する」テクニックを教えます。しかしSBTは「今持っている能力を増やして、その力を100%発揮する」ことができます。

そのためには脳の仕組みを使ってプラス思考になり成功を信じ、何のためにそれをやるのかという目的意識を高め、壁があっても超えられる強い心を鍛えていくトレーニングを習慣的に行います。これは一生使えるスキルなんです。

SBT自体の実績としてはスポーツは五輪メダリスト、世界大会優勝者、プロスポーツ選手、日本代表選手、野球(WBC日本代表選手・甲子園優勝チーム)バドミントン(五輪金メダリスト)陸上(五輪メダリスト・箱根駅伝優勝チーム)などトップアスリートから学生まで、他にも企業や資格試験など幅広いジャンルで成果をあげています。

私自身でいうと、娘の高校受験のエピソードは忘れられません。

中学3年の7月まで受験に後ろ向きで勉強も好きではなく「今の成績で行ける高校で良い」と消極的だったのですが、SBTを取り入れた結果、毎日朝から晩まで塾に通い、行きたい高校を見つけました。偏差値でいうとチャレンジの高校で模試でも合格圏に入ったことがありませんでした。学校の先生も塾の先生も「難しい」という雰囲気でしたが最後まで諦めなかった結果、合格することができました。そのあたりは講座でもお話しさせていただいています。

夢を持って、夢に向かって楽しく進んで欲しいんです。それは子どもだけでなく大人もです。

いつからか私たちって夢がなくなって現実の目の前を生きています。それは当然のことなんですが、人って何かを達成していくことで幸福感を感じるんです。なので、小さくてもいいからこうなりたい、っていう夢や目標を持って達成していく。大人がそうすることで子どもに対しての言葉がけが変わったり、見せる背中が変わっていく。そうすると自然と子どもも夢を持ち続けることができると思うんです。

また、今って失敗できない世の中になってます。たった一度の失敗が取り返しつかないように扱われたり、叩かれたり。失敗させたくないから大人が先回りして子どもが失敗する機会を奪ってしまったり。でも失敗から学ぶことってたくさんあるんです。失敗をして落ち込んで終われば失敗ですが、そこから学ぶことを見つければ経験になるんです。失敗を経験に切り替えることでメンタルは強くなります。

SBTではそれを身につけることができるツールがあるのでそれも合わせて伝えていきたいです。

夢を持って、夢に向かって楽しく進んで欲しいんです。それは子どもだけでなく大人もです。

脳の話をするので難しく感じてしまうこともあるんです。なので、反応を見ながらわかりやすい例を入れたり、言い換えたりして理解してもらえるように伝え方を工夫しています。

また、ひとりひとり課題は違うので、課題に合った話をするようにしています。

「なんかうまくいかない」と思っている方、「叶えたい夢がある」方、「夢はあるけど自信がない」方、「現状から良くしたい」と思っている方…絞れないのですが、まずは大人に聞いて欲しいです。

メンタルトレーニング講座を開くと子どもだけ参加するケースも多いのですが、子どもが「よし、変わろう!」と思っても家に帰って親からマイナスなことを言われてしまうと戻ってしまうんです。

また、現状を変えたいとか、自分がメンタルが弱いとか、メンタルトレーニングが必要と感じてない方も多いと思うんです。でも、子どものためにと聞きにきた保護者が「まず自分に必要な講座でした」と言ってくださることが本当に多くて。

いろいろな講座がありますが、一言で言うとSBTは脳の仕組みを利用して最強プラス思考をつくるメンタルトレーニングです。

人間の脳はもともとマイナス思考なんです。それは脳の仕組みがそうなっているからなのですが、その仕組みを逆作用に働かせてプラス思考にしていく。それは例えば言葉や動作、視点視野視座、捉え方、感謝、人を喜ばせること、切り替え力などの内面的なことや、本番で力を発揮させる呼吸法や集中力アップの方法、イメージトレーニング方法を学べます。

SBTの資格は3級・2級・1級とあり、SBTのメソッドを教える資格があるのは1級コーチになります。3級・2級は自分のために学ぶ、1級は指導者になる人が学びます。3級→2級→1級と受講していきます。

3級はSBTの大事な3本の柱となる考え方をワークをしながら学び実践します。2級は夢や目標を実現していくための継続力を身につけます。1級は指導者になる講座なので、3級2級の内容をより深く、教えられるレベルまで学びます。認定試験があるのでかなり大変です(笑)

受ける方は指導者からアスリート、個人までさまざまです。何かを変えたいと感じる方が受けていますね。また、体験講座もあるので、そちらでSBTの考え方については知ることができます。

日本は海外にくらべて「心」に対しての意識がとっても低いです。また、メンタルトレーニングはアスリートなど特別な人が行うもの、メンタルの弱さは甘え、メンタルは苦労すれば身につくものという誤解があります。そのため、「心」「メンタル」を学ぶ、向き合うことに対してのハードルがとても高くなっています。

「心」は誰もが持っていて、365日24時間、私たちは心(メンタル)の影響を受けて生活しています。心が前向きになれば生活は明るく楽しく、なんかうまくいくようになる、それは私自身が体感していることです。

意識=知識とSBTでは言っています。今、日本が心に対する意識が低いのは知識が低いからです。知識が高くなれば意識も高くなる。まずは知識の第一歩を踏み出し、目の前が明るく楽しくなる体験をしてみませんか?

私の夢は「大人も子どももわくわく挑戦できる日本をつくる」こと

そのための目標は「義務教育にメンタルトレーニングを入れる」ことです。

意識=知識と言いましたが、メンタル格差を生まないために、子どものうちに知識を入れる機会を設けることでこれからの日本が変わっていくと確信しています。子どもの時はわからなくても必要になった時にきっとメンタルの学びが救いになるはずです。子どもたちへの講座は種蒔きだといつも思って行っています。

そして、私たち大人がイキイキと楽しく過ごす姿を見せることが、大人になる希望を持たせ、夢を抱けるようになっていきます。

大人から、前向きな心と生活を手に入れていきましょう!